ホンダ・インサイトの魅力と新型モデルについて
ホンダ・インサイトは、ハイブリッド専用車として1999年に登場しました。
その後、3回のモデルチェンジを経て、今も人気のセダンです。
2020年5月には、新グレードや専用装備を追加しました。
上質感やスポーティーさがアップしました。
この記事では、ホンダ・インサイトの魅力と新型モデルの特徴を紹介します。
ホンダ・インサイトの魅力
ホンダ・インサイトの魅力は、3つあります。
- シンプルで美しいデザイン
- ハイブリッド車でも快適な空間と使い勝手
- 1.5L e:HEVの力強く効率的な走り
シンプルで美しいデザイン
ホンダ・インサイトは、「シンプルで時代に流されない、本質的な魅力を備えたクルマ」を目指しました。
ロー&ワイドなフォルムに、シャープなラインやエッジを加えました。スタイリッシュで上質な印象です。
フロントには、ダーククロームメッキのグリルやLEDヘッドライトがあります。
力強さと先進性があります。
リアには、トランクスポイラーをレストランクリッドに統合しました。
空力性能と視認性が良くなりました。
ボディーカラーは、8色から選べます。
プレミアムクリスタルブルー・メタリックやプレミアムクリスタルレッド・メタリックなど、鮮やかで高級感のある色もあります。
ハイブリッド車でも快適な空間と使い勝手
ホンダ・インサイトは、ハイブリッド車とは思えない快適な空間と使い勝手を持ちます。
室内は、ブラックやアイボリーなどの落ち着いた色に、本革やウルトラスエードなどの高級素材を使いました。
上質な雰囲気です。
インパネやドアトリムには、ソフトパッドや木目調の加飾をしました。質感が高まりました。
足元やヘッドクリアランスは広く、肘掛けやコンソールボックスはゆとりがあります、乗員の快適性を考えた設計です。
荷室は、容量519Lと広いです。
後席を倒せば、さらに拡張できます。
スマートキー、ハンズフリーアクセスパワーテールゲート、ワンタッチパワーウィンドウなど、便利な装備も充実しています。
1.5L e:HEVの力強く効率的な走り
ホンダ・インサイトは、1.5L DOHC i-VTECエンジンと2モーターハイブリッドシステムのe:HEVを搭載しています。
e:HEVは、電気式無段変速機で、エンジンとモーターのパワーを最適に制御します。
力強くスムーズな加速と低燃費を両立します。
走行状況に応じて、3つの走行モードを自動的に切り替えます。
- EVドライブ：エンジンのみで走ります
- ハイブリッドドライブ：モーターのみで走ります
- エンジンドライブ：エンジンとモーターの両方で走ります
スポーツモードやECONモードなど、運転者の好みに合わせて走行性能を調整できます。
燃費は、JC08モードで34.2km/L、WLTCモードで28.4km/Lです。優れた数値です。
ホンダ・インサイトの新型モデルの特徴
ホンダ・インサイトは、2020年5月にマイナーモデルチェンジしました。
新型モデルの特徴は、以下の通りです。
- 上質感を高めた新グレード「EX・PRIME STYLE」を追加
- アイボリーの内装やダーククロームメッキの外装など、専用装備を設定
- 上級グレード「EX・BLACK STYLE」の専用装備を進化
- アルミホイールを18インチにアップ
- ステンレス製スポーツペダルを採用
- インテリア加飾にエクステリアカラーに合わせたステッチカラーを設定
ホンダ・インサイトのラインナップ
ホンダ・インサイトのラインナップは、4つのグレードから選べます。
| グレード | 特徴 |
|---|---|
| LX | ベーシックなグレード Honda SENSINGやHonda CONNECTなどの先進装備があります。 |
| EX | 快適性や利便性を高めたグレード 本革シートやナビゲーションシステムなどのオプションが選べます。 |
| EX・PRIME STYLE | 上質感を強調したグレード アイボリー×グリーンのコンビシートやダーククロームメッキの外装などの専用装備があります。 |
| EX・BLACK STYLE | スポーティーさを際立たせたグレード 18インチのアルミホイールやステンレス製スポーツペダルなどの専用装備があります。 |
また、特別仕様車の「EX・PRIME STYLE II」も2021年10月に発売されました。
このグレードは、EX・PRIME STYLEをベースに、インテリアにブラック×グリーンのコンビシートやグリーンのステッチを施しました。
エクステリアには、専用のダーククロームメッキのドアミラーやドアハンドルを採用しました。
さらに、Honda SENSINGの機能も強化され、歩行者検知機能付き衝突軽減ブレーキや後方誤発進抑制機能などが追加されました。
価格は3,465,000円（消費税込み）です。
ホンダ・インサイトのまとめ
ホンダ・インサイトは、ハイブリッドカーの先駆者として、美しさと快適さ、効率性と走りの楽しさを兼ね備えた魅力的なセダンです。
2020年には、新グレードや専用装備を追加して、さらに進化しました。
ラインナップには、ベーシックなLXから上質感を強調したEX・PRIME STYLE、スポーティーさを際立たせたEX・BLACK STYLEまで、4つのグレードがあります。
また、特別仕様車のEX・PRIME STYLE IIも2021年10月に発売されました。
ホンダ・インサイトに興味のある方は、ぜひ試乗してみてください。
2020年には、新グレードや専用装備を追加して、さらに進化しました。
ラインナップには、ベーシックなLXから上質感を強調したEX・PRIME STYLE、スポーティーさを際立たせたEX・BLACK STYLEまで、4つのグレードがあります。
また、特別仕様車のEX・PRIME STYLE IIも2021年10月に発売されました。
インサイト終わる。ハイブリッドの先駆者がなくなる理由
ホンダはインサイトの販売不振や新たなハイブリッドシステムの導入に伴い、2022年8月にインサイトの生産を終了すると発表した。
インサイトは1999年に世界初の量産ハイブリッドカーとして登場し、3世代にわたってホンダのハイブリッド技術の進化を示したが、ライバルのプリウスには及ばず、市場のニーズにも合わなかった。
ホンダは2022年8月、インサイトの生産をやめると発表した
ホンダはインサイトの後継車として、新型シビックe:HEVを2022年秋に発売すると発表した。
シビックe:HEVはホンダの新しいハイブリッドシステム「e:TECHNOLOGY」を搭載し、インサイトよりも高い燃費性能や走行性能を実現するという。
シビックe:HEVはホンダのグローバルモデルとして、世界各国で販売される予定である。
インサイトはホンダ初のハイブリッド車（HV）で、1999年に発売された
インサイトはホンダが開発した「IMAシステム」と呼ばれるパラレル型ハイブリッドシステムを搭載したクーペ型の車である。
IMAシステムはエンジンとモーターが同時に動力を供給する仕組みで、低燃費と高い加速性能を両立させた。
インサイトは当時の量産ガソリン車として世界最高の燃費を達成し、多くの賞を受賞した。
しかし、販売は伸びず、3代目モデルは新しくならずに廃止された
インサイトはハイブリッドカーの先駆者として注目されたが、販売面ではトヨタのプリウスに大きく水をあけられた。
インサイトはプリウスよりも小型で、乗員数や荷室容量が少なかった。また、ハイブリッドシステムの性能や信頼性にも劣っていたとされる。
インサイトは3代目まで続いたが、最終的には日本での販売台数は約1万7000台にとどまった。
インサイトの代わりに、新型シビックe:HEVを出すとホンダは言っている
ホンダはインサイトの生産終了に伴い、新型シビックe:HEVをインサイトの後継車と位置づけている。
シビックe:HEVはホンダの新しいハイブリッドシステム「e:TECHNOLOGY」を搭載し、インサイトよりも高い燃費性能や走行性能を実現するという。
シビックe:HEVはホンダのグローバルモデルとして、世界各国で販売される予定である。
ホンダは2030年までに30機種の電気自動車（EV）を出すと発表し、電動化を進めている
ホンダは2030年までに全世界での自動車販売の4分の3を電動化するという目標を掲げている。
そのために、ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車、電気自動車（EV）などの電動車を積極的に開発・投入している。
ホンダは2030年までに30機種の電気自動車を発売すると発表し、そのうち15機種は中国市場向けとなるという。
ホンダは電動化の先進国である中国でのシェア拡大を狙っている。
ホンダ・インサイトに興味のある方は、ぜひ試乗してみてください。
